35歳を超えたあたりから、ちらほらと目立ち始める白髪。
40代になるとより本数が増え、ストレスを感じる人が多くなります。
本記事では40代に向いている白髪染めのカラーや、白髪を増やさないためのケア方法についてまとめました。
白髪との向き合い方・対処法に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
40代女性は白髪染めとおしゃれ染めどちらがおすすめ?
40代の場合、白髪はあるけどそこまで多くない人・白髪が増えてくる人の2パターンに分かれます。
白髪が少ない人なら黒髪を明るくするだけで白髪が馴染むので、まだ白髪染めをしなくてもいいかもしれません。
しかし、白髪が多くなり分け目や顔まわりが目立つようになったら、白髪染めでしっかりカバーした方がストレスが軽減されるでしょう。
おしゃれ染めと白髪染めの違い
おしゃれ染めと白髪染めの違いは、染料配合量と染料構成です。
おしゃれ染めは明るくなった髪に薄く色付ける程度のため、染料配合量は少なめ〜普通。
しかし白髪染めは、真っ白な状態からまわりの黒髪と馴染むように濃く染めなくてはいけないので、染料をかなり多く含んでいます。
また、髪に定着しやすいブラックやブラウンといった染料が大半を占めているため、赤みが出やすい傾向です。
白髪染めのメリットとデメリット
白髪染めにはメリット・デメリットの両方があります。それぞれまとめました。
白髪染めのメリット
白髪染めのメリットは3つ。
- 白髪がしっかり染まり見た目だとわからなくなる
- 深みのある艶やかな色に仕上がる
- 清潔感がある
白髪があると実年齢より老けて見える・だらしなく見えますが、白髪を染めることで若々しく清潔感ある印象になります。
また、白髪にしっかり色を付けられるよう深みのある濃い染料を用いられているため、髪に艶が出やすくなります。
白髪染めのデメリット
白髪染めのデメリットは2つ。
- 色味・明るさの制限がある
- 白髪が気にならない状態が3週間ほどしかない
色味・明るさより白髪をしっかりカバーできるかが重要視される白髪染め。
白髪を長期間カバーできるよう定着のいいブラウンを多く含むため、おしゃれ染めと比べると透明感や彩度が劣り、カラーの選択肢も少なくなります。
また、白髪が多い場合は目立たない期間が3週間ほどしかないため、繰り返しカラーする手間がストレスとなる可能性も。
40代女性におすすめなおしゃれな白髪染めカラー
40代におすすめな白髪染めカラーを5つ選びました。
大人世代の髪は表面がパサついて見えやすいため、艶感のあるなめらかなカラーがおすすめです。
ナチュラルブラウン
赤みと黄みが絶妙なバランスで配合されたナチュラルブラウン。
日本人が馴染みやすい王道カラーで、髪を艶やかな質感に仕上げます。
暗め〜やや明るめのトーンのときに一番色味がきれいに見えるため、あまり明るくしたくない・派手な印象にしたくない人におすすめです。
ベージュブラウン
赤みが少なく黄みがかった印象のベージュブラウン。
明るさとやわらかさを表現しやすく、明るくしたい・髪のボリュームをカバーしたい人におすすめです。
また白髪との馴染みが良い色なので、白髪の多い人がベージュブラウンにすると白髪が伸びてきたときに境目が気にならないといったメリットもあります。
アッシュグレー
赤みをほとんど感じない透明感抜群のアッシュグレー。
日本人特有の赤みを抑えながら染めることで、ダークトーンでありながらも重くなりすぎずやわらかさをも表現できます。
褪色後も赤みのないきれいな色味をキープできるので、髪を染めると赤みがでやすい人・暗くしたいけど重くなりすぎたくないという人におすすめです。
グレージュ
引用:インスタグラム@tierra_shunsuke_suga
ベージュの持つやわらかさとグレーの持つくすみを合わせたグレージュ。
ベージュだとただの茶色に見える、グレーだと肌がくすんで見えるといった両方のデメリットをカバーし、洗練された深みのある色に仕上げます。
ベージュ系を繰り返し飽きてきた人・明るめが良いけど赤みのない透明感ある髪にしたい人におすすめです。
ラベンダーベージュ
ベージュの中に紫を含んだ深みのあるラベンダーベージュ。
光に透けると抜群の透明感を表現し、室内では女性らしい華やかさが溢れるセクシーな色味に仕上がります。
紫には黄みを打ち消す力があるので、いつも黄色く褪色してしまう・黄ばみがある色味が苦手という人におすすめです。
40代が注意すべきカラーはある?
若い人に人気なハイトーン・グラデーションカラーは40代女性にはあまり向いていません。
若々しく美しい髪を目指すことは大切ですが、年齢とマッチしなさすぎる色・明るさを選択するとかえって老けて見えたり違和感を感じる原因となります。
また、赤みを多く含んだピンク系のカラーは幼く見えすぎて、服装やメイクとの相性が悪くなることもあるため注意が必要です。
白髪染めのカラーを選ぶ時のポイント
自分にあった白髪染めカラーを選ぶ時のポイントを3つ紹介します。
正しい方法で選ぶことで、失敗のリスクを最小限に抑えられますよ。
パーソナルカラーで選ぶ
馴染みが良い色を選ぶためには、パーソナルカラーに合った色を理解し選ぶことをおすすめします。
パーソナルカラーとは、肌や瞳など自分が生まれ持った色と一番馴染むカラーのこと。
大きく4つに分けることができ、イエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬があります。
ライフスタイルで選ぶ
ライフスタイルによって選べるカラーは人それぞれです。
勤め先で髪色の規定があるなど髪をあまり明るくできない人は、ブルー・グレーを含む暗い色味でありながらも透明感があるアッシュグレーやグレージュがおすすめ。
髪色が自由な人はやわらかい雰囲気を出すのが得意なベージュブラウンやラベンダーベージュがおすすめです。
艶感を重視する
40代女性は髪内部の水分量が落ち乾燥しやすくなっているので、艶感のあるカラーを選ぶことが大切。
暖色系で、暗め〜普通くらいの明るさのカラーは、髪を艶やかに見せます。
中でもナチュラルブラウンは赤みを程よく含んだ馴染みのいい暖色系のブラウンなので、艶感を表現しやすく大人世代に人気です。
白髪染めをせずに白髪を目立たなくする方法もある
白髪を目立たなくする方法は白髪染めだけではありません。
ハイライトやローライトなどのデザインカラーを取り入れることもおすすめです。
ハイライトは細く筋状にとった髪を明るくするカラー方法で、白髪の近くに入れることで白髪が悪目立ちすることを防ぎます。
ローライトは逆に筋状に髪を暗くするカラー方法で、奥行きのある上品なデザインに仕上げることが可能です。
白髪は毎日のケアも大切
白髪は遺伝要素の他に日々の生活習慣が影響して発生することもあるので、白髪の増えない過ごし方を意識する必要があります。
今日から始められるケア方法を4つ解説しました。
食生活の改善
偏った食生活で髪を作るために必要な栄養素が足りないと、白髪が発生しやすくなります。
主食・主菜・副菜をバランスよく取り入れながら、良質なたんぱく質(大豆・肉・魚)・ミネラルを含むもの(ナッツ・牡蠣)・チロシンを含むもの(チーズ・納豆)・ヨードを含むもの(海藻類)など、白髪に効果的だと言われている食べ物を積極的に取り入れるよう意識しましょう。
生活習慣の改善
不規則な生活を送っていたり運動不足で血行不良になったりすると、細胞に必要な栄養分が届かず黒髪の素となるメラニンを生成できなくなることがあります。
ベッドに入る少し前からスマホを触るのをやめ質の良い睡眠をとることを意識し、1日10分でも良いので軽く運動するなど意識することも大切です。
ストレス解消
体がストレスを感じると、体内の細胞を攻撃しはたらきを弱らせてしまう活性酸素が大量発生します。
過剰に増えた活性酸素はメラニンを生成する細胞にも悪影響を及ぼすため、白髪を増加させてしまう原因にも。
抗酸化作用のあるものを取り入れ活性酸素のはたらきを弱めることも大切ですが、そもそも活性酸素自体を増やさないようストレスを抱えすぎない・解消するなどの対策が必要です。
頭皮ケア
頭皮は心臓より高い位置にあるため血流が滞りやすい傾向があります。
血液が細胞に届かないと、細胞が栄養不足を起こしはたらきを弱めるので白髪増加の原因に。
頭皮ケアをすることで、血流促進や、神経を整え体のコンディションを良くする効果が期待できるので、結果的に白髪予防に繋がるとされています。
まとめ
一度白髪になった髪を黒髪に戻すことは困難です。
「白髪が増えてしまった」と悲しむのではなく、自分に合ったカラー方法を見つけて前向きに白髪と向き合うことが大切です。
少し前まではカラーバリエーションが少なく地味な印象だった白髪染めですが、最近では美意識の高い大人女性の需要に応えたおしゃれな白髪染めがたくさんあります。
悩みを前向きに捉え、自分らしくきれいな髪色で毎日を過ごしましょう。